2016年4月26日火曜日

EBC X-FUJINON 1:1.6 f=50mm DM FUJI PHOTOFILM JAPAN (474987)



FUJIのXシリーズ(昔のね・・・)用標準レンズの国内向けでは一番エライ標準レンズ。輸出用ではF1.2が在ったのだけど、何故か国内向けにはこれが一番大口径となってる。(だったと思うけど違うかな?) 開放F値はF1.6。F1.4でもF1.5でも無くF1.6。限りなくF1.7に近いF1.6。それだったらF1.7で良いんでは無いか?と思うのだけど、まぁ、ちょっとでも数値はエライ方がカタログ栄えはするからね。

それはそうと、F1.6でもF1.7でも使用上は大差無いが、コレクションする喜びはイレギュラーな数値が嬉しい。F1.2よりF1.1、F1.4よりF1.5、F1.7やF1.8よりF1.6が嬉しい。F2.2やF2.4なんてのもF2より暗いのにチョイ嬉しかったりする。鳥や昆虫の希少種みたいな物か。少ないから嬉しいだけで、数値が半端だから嬉しいワケではない。それを実感するのは、F3.5を手にしても少しも「ときめかない」のである。あ、でも、F3.2はチョイ嬉しいかな・・・?



M42時代のFUJIのレンズと比較して、X-FUJINONシリーズその物が廉価な造り。当時の競合他社の製品と比べても、一段チープで高級感はない。


開放 - α7、JPEG

造りは安っぽいが、お猿さんの写りはナカナカ上等。シリーズの横綱レンズなので、F1.4クラスのつもりで見ると「お~!凄いんじゃ無い?」などと一瞬思うが、勘違いしてはいけない、限りなくF1.7なのである。それでもF1.7クラスの目で見ても悪く無い写りではある。素晴らしいとは言わない。


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

「椿まつり」最終日に訪ねた伊豆大島の椿は正に後の祭り、スッカリ粗完全に椿は終わってた・・・。
それよりも、何よりも、「椿まつり」に、このレンズは明らかに間違い。撮影しようとして気付きました、最短撮影距離が60cmだったのである。すっかり忘れて


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


F8 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

絞って撮る遠景はキリっと気持ちいい。なんら不足無しと言いたいところだけど、F8まで絞っても僅かに周辺光量落ちが残る。立派な描写だけに少々残念。絶対的な物量をケチったツケって所でしょうかね?


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop


開放 - α7、RAW>Lightroom>PhotoShop

ベッピンさんの伊豆の踊り子さん。開放での写りも上等。マネキンさんなら最短撮影距離の長さも問題外。



F1.6 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

実際の使用だとF8で殆ど不足は感じないが、定点撮影で詳細にみると、それなりに廉価に作られてるのが窺える。決して悪くは無く良像範囲の画質は良い。しかし、周辺に関しては成り行きに任せてある感じ。がんばって周辺をケアしようとはリソースを掛けて無い様子だ。曇りなので判り難いが、十分ではあるが、F8でも僅かに周辺減光が残ってるし、画面全域まで画質は上がらない。



F1.6 - F2.8 - F4 - F5.6 - F8 - F11 - F16

ボケは素直な方だと感じる。周辺減光からも判るが、少々口径食は大きく外周が回る。でもまぁ、好印象。

総じると使い易い良いレンズだと思うが、FUJIの一眼レフの看板背負ってるレンズとしては造りも写りも、もう一息頑張って欲しい気がする。十分であるが、十分以上では無い。Xシリーズ自体が十分を満たすだけの実用品を狙った物だったのだろうから、寂しいけど仕方無いか・・・